Project No.01

とっ散らかった仕様書を整理せよ

開発中ゲームの仕様を書き記した仕様書の山。どこから手をつけて良いかも分からない状態にキーウィは…?

スタジオキーウィのメンバーが参画したプロジェクトをファンタジーRPG風にご紹介。
様々なゲーム制作現場を乗り越えてきたプロジェクトストーリーをぜひお楽しみ下さい!

プロローグ

そしてキーウィは行く

今日もキーウィは王様に呼び出され、
お城へと向かっていました。
キーウィが呼び出されるのは
決まって王様が困っている時です。

王様は人を喜ばせるのが大好きです。
こんなゲームはどうだろう?
こういうルールにすると、面白いかな?
王様が悩みながらも作ったゲームは
どれも夢があり、
大人も子供も楽しめました。

キーウィはそんな王様が好きで、
お手伝いしたいと思うのでした。

第1章

「待っておったぞ、
キーウィよ!」

部屋に入ったキーウィは、いつもとは違った雰囲気に戸惑いました。
部屋の中は足の踏み場もないほど、たくさんの書類が山のように積まれていました。

心細い声でキーウィが鳴くと
積まれた書類の向こう側から、王様の声が聞こえてきました。

おお、来たかキーウィ!待っておったぞ!
うーん、こんな有様ですまんな。この書類はの…

王様が話し終わらないうちに扉が開き、
1人の男性がたくさんの書類を抱え、よたよたと部屋に入ってきました。

王様ー!また、新しい仕様書ができたのでお持ちしました!
ここ置いとくんで、読んどいてくださいっス!

机の上に、新しい仕様書の山が増えます。

おお、ありがとうデレク。
うん…今回もたくさんあるのう。みんな頑張っとるね

そっスね!みんなで一生懸命書いてますからね!
気になるところがあればドンドン指摘してください!

いやあ…読まないといかんのは分かっとるんじゃが、
こんなに沢山あるとな。読む気が起こらんのじゃよ…。
ホラもう、天井まで積み上がっとるじゃないか…。
コレ、ワシはどれから読めばいいの?

そうスね…一番下にあるのが一番古い仕様だから、一番下ですかね

……。

表情は分かりませんが、書類の山の向こう側で
王様は、それは深い深いため息をつきました。

…キーウィよ。もう、みなまで言わなくとも分かるであろう。
これは現在開発中のゲームの仕様を書き記した、仕様書の山じゃ。
しかも全て、ワシの確認待ちの仕様書なんじゃ!

分かっておるのじゃ…全部ちゃんと読まねばならんのは。
分かっておるのじゃが…片づけようにも、こんなに積み上がってしまってしまっては
もはや、どこから手をつけて良いかも分からん!

この状況が続いては、このゲームは完成できぬ!
キーウィよ、仕様書の山を整理するのだ!
やり方はそなたに任せる!どうか、このゲームを救ってくれ!

クエスト

とっ散らかった仕様書を整理せよ

第2章

デレクと整理

仕様書を整理するためには、ゲームの仕様を知る必要があります。
キーウィはまずデレクに相談することにしました。
開発チームリーダーであるデレクはゲームの内容にとても詳しく、何でも丁寧に教えてくれました。

このゲームのウリ?よくぞ聞いてくれたっス!このタイトルのウリはプレイヤー自身が世界の不足しているピースを補う所なんスよたとえばストーリーが進行してく内にプレイヤーは自然とこの世界が人知れず荒廃している事に気づくんスと言ってもインフラだとか目につきやすい箇所じゃなくて文化g…

このゲーム独自のシステム?さすがいい質問っス!何と言っても今作の凄いところはストーリー展開がプレイヤーの葛藤とリンクする所っス具体的にはゲーム内のプレイヤーの取った行動を『嗜好』『モラル』『願望』等々項目毎に採点するんスその上で最も判断が揺らぐつまり葛藤を生むイベントn…

デレクはゲームにかける思いがとても熱いので
軽い気持ちで質問してしまって、思わぬヤケドすることもありましたが
こうして繰り返しやり取りを続けるうち
キーウィはゲームの全容がだんだんと把握できて来ました。

次にキーウィは本棚を置き、仕様書を分別することにしました。
【フロー】【物語】【スキル】【クエスト】【解放要素】など
カテゴリごとに収納していけば、必要な情報を取りだしやすくなるはずです。

キーウィはせっせと仕様書の分別を続けました。
いつしか天井まで積み上がっていた書類の山はなくなっていきました。

片付いた部屋を見て、満足そうにキーウィはうなずきました。

ですが、不安もありました。
たしかに、仕様書の山はなくなりましたが
それは本棚の中に場所を移しただけです。

これではまだ、王様が喜んで仕様を確認をし始めるとは思えません。

これだけでは王様の悩みが解消できなそうです。

ここからどうしよう…?
そもそも…王様が仕様書の山を見て、イヤだと感じるのは何だろう?
キーウィはあらためて、王様の気持ちを考えてみる事にしました。

王様からすると、そもそも仕様書を読むのがイヤ?
どんな仕様書を読んでもウンザリする?
そんなことはありません。ゲームづくりが大好きな王様にとって
仕様書を読むこと自体は苦ではないはずです。

読んでウンザリする仕様書と
読んでウンザリしない仕様書がある?

読んでウンザリする仕様書とは?
何が書いてるか読まないと分からないから?
何を確認したいのかが分からないから…?

……ふと、何かに気づいた気がしました。
キーウィは、懐からペンを取りだしました。

第3章

ポータルサイト

「おお、これは…!」
後日、王様は仕様書を読んでいた「ポータルサイト」と書かれた部屋を作った。
欲しい情報を入力すれば、どの棚にあるかが分かるようになる。

ほう

感心する王様。
ふと、何かに気づく。
書類を手に取ると、色が異なることに気づく?

すべての書類を【古さ】と【王様がチェックしたか】で色分けしたっス!
新しい仕様書で王さまが読んだことのあるヤツは白に塗って
読んだことのないヤツは青に塗ってるっス

そもそも古いヤツは、赤っス!
王様が昔読んだのも含まれますが、時間が経ちすぎてるので
いったんすべて『信用ならない』って事っす!

これは時間が空いたときに読んで、そもそも不要な仕様なら処分
必要な仕様なら、チェック済ってことで白にすれば

おお!これは…助かるぞ!
漠然と仕様書を読んでくれ、と言われるのは確かに辛いが

なるほど! 何から読めばいいのか分かりやすくなったの!
すべての赤と青の書類を白にする、というルールも分かりやすくて良い。
忙しくて余裕のない時でも、

じゃが…
けっきょく青と赤の書類は、全部チェックしないとなの?
まあ、仕方ないか。全部白に色分けしようと目標ができただけでも、気が楽になるな

今回、整理するために一通り仕様書に目を通しましたが
書類の時点で面白いんですもん!これは面白いゲームになりますよ!

やや興奮ぎみにまくしたてるデレク。
苦笑いする王様。

よしよし。改めて読んでみよう。デレクや、付き合ってくれるか?

もちろんです!

今回のプロジェクトでキーウィがやったこと

とっ散らかった仕様の整理
ポータルサイトを整備し、
欲しい情報を見つけやすく
ページを色分けしてこの仕様が
どういうステータスかを
わかりやすく
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